おはようございます!
今日は、沖縄・慰霊の日ですね
今朝、新聞(毎日新聞)を読んで、慰霊の日ネタを探したんですが・・・・
何一つないんです・・・・・信じられんよね。
去年もなかったです。
東京にとっては、沖縄・慰霊の日なんて、気にもしないんでしょうか・・・。
こんなに沖縄ブームなのにね。都合よく沖縄を見ているのかしら。
まあ、こんなもんなんでしょうか・・・・。
さて、今日のこの日にちなんで、私が感じる身近な沖縄戦の話を。
まず、身内の話。
私の母方のおじー、おばー。
私の母は、戦争中もうすでに生まれていて、2、3才だったようです。
おじーは、徴兵をのがれることができ、おばーと幼い母を連れて、長崎へ疎開。
おばーは、その頃母のすぐ下の弟おじさんがすでにお腹の中にいたそうです。
私たち世代のうちなーんちゅなら誰でもわかる沖縄疎開船「対馬丸」。あんな感じの大きな船で長崎まで。
夜、皆が寝静まっている中、おじーは寝付けず、甲板で過ごす。
いきなり、ドーーーーン!!という大きな音と共に、おじーたちが乗っていた船の前を走っていた同じ疎開船が、大きな炎を上げて沈んでいきました。
そして、その数分後、また、ドーーーーン!!という大きな音。
今度は、後ろを走っていた船に・・・・。
3隻で長崎に行くはずの疎開船。おじーたちが乗っていた真ん中の船だけが、無事、長崎に到着・・・。
母は、そのことを覚えていないようです。
そして、長崎で数年を過ごす。
おばーは、幼い母と弟おじさんを、慣れない土地で育て、おじーは家族のためせっせと働く。
そんな中、おじーは長崎の原爆に会います。
これまた幸い、怪我はありませんでしたが、おじーは被爆者手帳を持っています。
その後、沖縄へ帰り、島へ帰り、我が家を作り、子供たちを食べさせて行くため、
おじーおばーがやってきた努力というものは、私たちの想像を絶する苦労だったことでしょう・・・。
「数々の奇跡が重なり、今のおまえたちがあるんだよ・・・」
というお話を、私たち、孫は小学校夏休みの間、毎年、おじーの膝の上で聞かされました。
次に、私の小学校6年の時の担任の先生の話。
私の小6の担任の先生は、「ひめゆり部隊」の生き残りの一人です。
毎日のように、沖縄戦の話、先生が実際、目の前で起きた出来事、そのときの感情、亡くなっていった友達・・・・、いつも泣きながら話してくれました。
あの頃は、耳にタコで、給食を残すたびに「戦争中は何一つ食べるものがなかったんだから・・・」と段々うざったく思っていましたが、でも、幼い私たちが衝撃を感じられる話は、やっぱり、この先生の話でした。
忘れていましたが、今、この記事を書きながら、だんだんと蘇ってきます・・・。
「ひめゆり部隊」、知ってますか?
詳しくは、ネットなどで調べてくださいね。
http://www.cc.matsuyama-u.ac.jp/~tamura/himeyuributai.htm
私が、今、一番思う出す話しは、ひめゆり部隊が解散命令を受けて、それぞれ逃げなさい!と言われてからの話です。
今まで散々こき使われ、身も心もボロボロで、思考回路ゼロ状態で「解散!逃げなさい!」と言われても、どこにどう逃げていいものか・・・。
辺りには無数の死体・・・。一緒に走っていた友達も気づけばいない・・・と思ったら、米兵に撃ち殺されているのを見た!
先生は声を上げることもできず(声を出せば自分もバレルから)、隠れるところがない・・・。
とっさに、無数の死体の中に飛び込む・・・!死んだ振りを・・・。
米兵は、ゆっくり見回り・・・・なんと、死体を鉄砲で撃ちだした!!
先生は、息を潜め、その様子を目を閉じてじっとこらえる・・・。
また一人また一人・・・すでに死んでいる人を・・・。もうだめだ・・・私もやられる・・・。
なぜか、先生の目の前で、米兵は撃つのを止め、去っていった・・・。
先生は、奇跡だと浸っている間もなく、また、逃げた・・・・。〇〇ちゃん、ごめんね~。友達の死を思いながら・・・。
先生は、自分が生き残ってしまい、とても、苦しかったそうです。
先生も死んでしまおうと、何度も思ったそうです。
しかし、
死ななかったのは、亡くなったたくさんの命のため、無念のため、当時の日本の間違った教育のため、次の世代に命がけで伝える義務・使命感・・・。そのために、先生は、生き残らされたんだ・・・・。とおっしゃっていました!!
今現在、私がこうしていられること・・・エイトとリュウビが元気でいてくれていること・・・・。
全て、たくさんの奇跡が重なってできたこと。
沖縄が、あんな苦しい戦争に耐え、生き返ったからこそ。
おじーおばー、親たちが、食べれなかった時代を乗り越えたからこそ。
さあ、もうすぐ、正午です。
南に向かって、ウートートーします・・・
沖縄の数多くの賢人たちよ・・・・どうぞ、私たちが間違った方向へ行かないように、お導きください。
「命どぅ宝」 私も、子供たちに語り継いでいけますように・・・